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住宅ローンを比較したらお得ですか?
借入金と金利(利息)を合計した住宅ローンの返済額(総返済額)ではなく、住宅ローンを借りる際のコストなども含めた総支払額で比較しないと、お得を逃してしまうかもしれません。 マイホームを購入する際には、住宅ローンを選ぶ必要があります。 しかし、どうやって各銀行の住宅ローンを比べればいいか、わからない人も少なくないでしょう。 パッと見て「お得そうだな」とわかりやすいのが「金利」ですが、住宅ローンにかかる費用は金利(利息)だけではありません。 金利の低さだけで判断をすると、思わぬ失敗をしてしまう可能性があります。 まず知っておきたいのは、住宅ローンを比較する際に見落とせない、金利以外の3つのコストです。 それぞれについて、くわしく見ていきましょう。3000万円の住宅ローンっていくらかかるの?
3000万円の住宅ローンを借りる場合、事務手数料が定率0.972%なら291,600円ですが、2.18%だと654,000円になります。 住宅ローンの借入額が大きいほど、手数料負担も大きくなります。 事務手数料が無料の代わりに、金利が上乗せになっています。 ある金融機関では、事務手数料が無料の場合は0.14%を上乗せしています。 3000万円を期間30年、全期間固定金利型で借りる場合、(1)金利が1.16%と、(2)0.14%プラスして1.30%だった場合の支払いコストの差は、708,830円になります。 金融機関が住宅ローンを貸し出す際、「所定の保証会社の保証を受けられること」を要件としていることがあり、その場合は保証料がかかります。住宅ローンの金利ってどうなの?
住宅ローンは変動金利、5年固定金利、10年固定金利、35年固定金利(全期間固定、フラット35を含む)などの金利タイプがあり、期間によってそれぞれ金利が異なる。 そして、大手銀行・ネット銀行を問わず、「この銀行は変動金利は低いけど、35年固定金利は高い」といったことが多い。 「銀行を選ぶ」というのは間違った行為で、 金利タイプ別に各銀行の商品を比較すべきなのだ。 実際に住宅ローンを探す際、各銀行の住宅ローンを比較するだろう。 住宅ローンの金利比較サイトなどを見て、どの銀行の金利が一番低い(安い)のかを調べる人もいる。 しかし、サイトに載っているそのままの金利(表面金利)だけで比較するのは間違いだ。住宅ローンの返済期間はどのくらいですか?
国土交通省の令和2年度住宅市場動向調査報告書 によると、注文住宅・新築戸建て・新築マンションの住宅ローンの 平均借入期間は30年以上 です。 不動産種別平均返済期間は下記の通りです。 注文住宅や新築物件の購入者のうち60~80%は住宅ローンを利用して住宅を取得しています。 注文住宅や新築戸建て・新築マンションの購入をした「住宅を初めて取得した世帯」における世帯主の年齢は、 30代 がもっとも多くなっています。 住宅取得年齢と返済期間から考えると、 完済時の平均年齢は60歳代 になります。 多くの企業の定年退職年齢は60歳や65歳です。 給与収入やボーナスがあり、毎月のローン返済ができることを考えて、60歳代には完済したいと考える人が多いようです。 不動産種別平均返済期間は下記の通りです。